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古くて新しい?FAXというメディアを再考する「日経NET BizPlus」 連載

category
公開論文
writer
金森 努
series
IT&マーケティングEYE 第38回
date
2005年1月 6日
themes
その他

見直しの余地あり?オールドメディア:FAX
いささか旧聞に属するが、FAX同報サービスで有名なリクルートの"FNX"を 担当していた事業部がNTTデータ社の資本を入れて「ネクスウエイ」として分社した。

「いまさらFAXか」という事なかれ。FAXのない企業など存在しないし、BtoCの 世界ではいつの間にかFAXは普及率が50%をしっかり超えている。確かにPCを自由 に使いこなし、blogにまでしかりはまってしまっている"イノベーター・ママ"も存在す るが、主婦ではケータイ・インターネットでメールとブラウジング、その他の連絡手段は FAXを重用するという方も少なくない。FAXはまだまだ現役なのだ。

また、BtoBの世界でも、一時期は受信先のFAX用紙を勝手に消費する「ジャンクF AX」として嫌われたが、日々送られてくるSPAMの圧倒的な数、それを開封もせず、 淡々とデリートする日々の憂鬱な作業と比べれば、たまに送られてくる、パーミッション を与えたかどうか記憶の微妙なFAXの1枚2枚などかわいいものだ。何といってもその数 が違う。筆者は一日100通以上のSPAMを嫌も応もなく処理している。しかし、FAXは 週に数枚。

しかも機械的にタイトルを読むか読まないかで瞬間的にデリートされるSPAMと違って、 FAXは目に留まり、シュレッダーへ送られるまでに確実に内容を一瞥(いちべつ)される という大きなメリットがある。事実、恥ずかしながら筆者はFAXで送られてきたセミナー 情報と激安旅行情報には申し込みをしたことがある。

PCとの連動でさらに広がる世界
FAXの送信はFAX機から行うものと決まっていたが、だいぶ前から(まだ実施するPC に専用ソフトをインストールするという難点はあるが)送信指示をPCから行うことができ るものもある。事務的なFAX原稿ではなく、販促的なテンプレートも用意され始めている。 (デザイン的にはまだまだ改善の余地がありそうではあるが......)。

仮に、この送信側のPCに専用ソフトをインストールするという制約をなくし、完全にオー プンなASP(Application Service Provider)として立ち上げた場合さらに可能性は大きく 広がるだろう。

現在、外回りをしている営業担当はモバイルPCを持ち歩いていることは常識だ。しかし、 プリンタまでは持ち歩いていない。どうしても急遽(きゅうきょ)出力したいというシーン は存在する。そこで、このサービスを使えば例えばどこのコンビニでも、訪問先企業のFA Xからでも出力ができるのだ。モバイルPCは確かに便利だが、顧客に画面をのぞき込ませ てのプレゼンはやはりスマートではない。使い勝手はありそうだ。

ペーパレス化にも一役買う?
社判の付いた見積り・請求書や契約書の類は、現在もアナログ的に紙を郵送したり手渡しし ているのが現実だろう。確かに信頼性は高い。しかし、オフィスのペーパレス化の波は予想 以上に早い。某コンサルティング会社はドキュメントをストックするスペースは各自幅15セ ンチまでと決められ、あるコンサルタントはそのスペースに収まらない書類は自宅に持ち帰 っていると話していた(情報セキュリティーの問題はどこへ行ってしまうんだろう)。しか し、このペーパレス化の方向は一次逆戻りがささやかれたが、やはり推進されるのは間違い ない。

そこで(また、どこも開発されていない機能であると思われるが)、社判の突いた見積りや 請求書をFAXで送り、ASPのサービスとして送り先のパソコンにPDFファイルとして 届けるサービスはどうだろうか。確かに急ぎのときに、とりあえ社判付きの請求書をFAX させ、後日郵送させるという処理もよく行われていた。しかし、これなら受け取り側で一度 に処理でき、しかもデジタルデータとして保存し、必要に応じて整理・検索する利便性が確 保されることとなる。紙の請求書ファイルからも解放される。

PCとの融合とオープン環境がカギとなる
今回の記事、FNXの提灯記事のように見えるかもしれないが、あくまで同社のサービス説 明を聞いたとき、ユーザー視点で感じた使い勝手への期待をつづったものだ。同種のサービ スを展開している、もしくは開発できる企業であればどこでも高シェアを誇る同社に対抗で きる存在になりえるだろう。

技術的なことは分からないが、送り側のPCに専用ソフトを入れない完全なASP型の展開 など、開発者は頭を抱えるかもしれない。また、前項で述べたーパレス化のためのPDF化 もハードルは高いかもしれない。しかし、とにかく、オープンな環境で、PCと完全融合す るところにこのオールドメディアであるFAXの活用の活路があるのではないだろうか。そ れが実現できる企業こそが、このオールドメディア再生の「勝ち組」となるのだろう。

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