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新しいコミュニケーションツール「RSS」をどう活かすのか

category
ワンダーマン・ニューズレター
writer
伊藤 仁
series
TIPS★TIPS No.36
date
2006年4月13日
themes
Webマーケティング

新たなコミュニケーション手段の登場
読者の皆様はWebサイトやBlogを見ている時に「RSS」や「XML」と書かれたオレンジ色のボタンを見たことはないだろうか。

「RSS」とは、サイトの更新日時、概要、作成者などの最新情報を送ることができる、情報配信フォーマットである。

ユーザーは、「RSSリーダー」を使用することで、指定したWebサイトを一つずつ開くことなく、各サイトの最新情報を簡単にチェックすることができる。ユーザー側から見れば、「RSS」は新しい情報取得ツールである。

これまでインターネットでのコミュニケーションは、大きく2つに分類できた。一つ目がユーザーに情報を見に来てもらう、Webサイトによる「PULL型」コミュニケーションであり、二つ目が企業側から登録ユーザーに情報を配信する、Eメールによる「PUSH型」コミュニケーションである。

それに対し、RSSはWebサイトへの来訪やEメールの受信をすることなく企業からの最新情報を取得できる新たなコミュニケーションツールで、いわば第3のコミュニケーション手段の登場とも言える。
それではこの新たなコミュニケーション手段であるRSSは、ユーザー、また企業にとってどのようなメリットがあるのだろうか。

◎ユーザー側のメリット
ユーザーのメールボックスは登録した覚えのないメールマガジンや不特定多数に商売目的で一方的に送りつけられるいわゆる「スパムメール」で溢れかえっていることが多い。一方でRSSはあくまでもユーザーが主体的に自分のRSSリーダーに登録を行った情報だけが表示されるため、常に関心の高い情報のみを見逃さずにチェックすることができる。
◎企業側のメリット
PUSH型のEメールでのコミュニケーションでは、当然のことながらメールアドレスの取得が必須となるが、RSSの場合は個人情報を取得することなく、自社の最新情報をRSSリーダーに登録したユーザーに継続的に配信することが可能である。企業側にとっては手軽に扱えるうえにユーザー数を多く獲得しやすいメリットもあり、情報を求めている人に、必要な情報を、タイムリーに届けることができるコミュニケーション手段と言える。

RSS配信は既にあたり前?
このようなRSSの特長を活かして、既にマーケティングに活用している企業も出てきている。

例えばニュースサイトではRSSで最新情報を配信することはあたり前になりつつあり、ユーザーは、RSSリーダーを活用して複数のニュースサイトの最新情報をまとめて効率的に取得している。アメリカのIT系ニュースサイトでは既にアクセスの半数以上がRSS経由になったという報告もあるほどだ。

また、ある航空券の販売サイトにおいて、RSSでチケットの最安値情報を配信することで、チケットという時間的に有効期限のある商材を効率的に販売することに効果を発揮したとの事例もある。

情報更新頻度が高く、情報の鮮度に価値のある商材において、RSSはとても有効なコミュニケーション手段になりつつあるのだ。

心地よいコミュニケーションの視点
それでは、一般的な企業においてRSSをマーケティングに活用する際に有効な視点とはどのようなものであろうか。ここで考察してみたい。

顧客は大きく「潜在客」「見込客」「顧客」「優良顧客」に分類できる。当社では、この中の「見込客」を「企業から直接連絡ができる人や企業」と位置づけており、具体的にはメールアドレスや住所、電話番号などの個人情報を登録してくれた人を指す。

上記の分類と比べながらRSS受信者を見た場合、企業から個別に連絡を取ることはできないものの、企業からの情報提供に対して、比較的関心をもって情報をチェックする存在であり、上記分類に単純に組み込むことはできない。

今後は、RSS受信者を高感度なアンテナを張っている「個人情報レス見込客」として新たに分類し、捉え直すことが必要である。

そうであるならば、RSSを活用したコミュニケーションでは、これまでの「見込客」と「個人情報レス見込客」とを分けてコミュニケーションすることが必要となり、そのことで効率的な顧客獲得が可能になるのではないかと推測される。

◎「個人情報レス見込客」へのコミュニケーション
RSSを通じて企業からの情報を自ら取りにきてくれる「個人情報レス見込客」に対しては、鮮度に重きをおいた情報を中心に、頻繁に発信しつづけていくことで、自分の判断で必要な情報を取捨選択したいと考えるユーザーの心をつかむことができるのではないか。
例えば、B to Bにおける「新製品・リニューアル情報」「最新テクロノジー情報」や、"今すぐ"のレスポンスを促す期間限定の「お買い得情報」「キャンペーン情報」などが挙げられる。その場合、単に一般の最新情報を掲載するのではなく、ユーザー限定の厳選した情報や特典を届けて、絶えず情報をチェックしたくなる仕組みを考えることがポイントとなるだろう。
◎「見込み客」へのコミュニケーション
一方、個人情報を登録した「見込客」に対しては、発信者側からじっくりと継続的なコミュニケーション図ることで、徐々に心を発信者側に近づけていくことを狙う。例えば「コラム形式で読む製品開発の背景」「製品・サービスの活用事例・ヒント」「アンケート回答や要望にあわせたカリキュラム型メール」などがある。製品・サービスに対する思い込みや先入観などを排除しつつ、徐々に発信者側に心を開いてくれるようなコミュニケーションを図っていく。
プロモーションのみの情報を届けていては、「まだ購入の時期ではなく、自分には関係ない情報だ。」と読み手から思われてしまい、読んでもらえなくなる場合もある。PUSH型のコミュニケーションでは、逆に一歩引いたコミュニケーションを提供していくことがポイントとなる。

このようにRSSをマーケティングに活かすためには、見込客を分類して捉えたうえで、RSSとEメールを使い分けてコミュニケーションを行い、ユーザーに「自分が必要な情報を、必要な時に届けてくれる企業だ」と実感してもらうことが鍵となる。

まずは気軽に始めてみませんか。
RSSによる情報配信は、ASP型サービスも登場するほど手軽なものになってきている。RSS配信を「個人情報レス見込客」へのコミュニケーション手段と位置づけたうえで、まずは自社のWebサイトの更新情報やプレスリリースをRSSで配信してみることから始めてみてはどうだろう。

まだまだRSSをマーケティングに活用するためには、RSSリーダーの普及率や一般への認知が低いなどの課題は残すものの、これまでのインターネットやBlogの爆発的な普及を考慮すると、一気にRSSが普及してもおかしくはない。必要な人に、必要な情報を、タイムリーに届けることのできるRSSを、ユーザーとの新たな関係構築に役立ててみてはいかがだろうか。

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